ごあいさつ 代表取締役 原田精治
たった今も、地球規模で頻発している災害のために、本当は豊かに暮らすはずだった人々や動物が、その営みを追われています。
当社の創業地、伊豆も決してその例外でなく、突如として起こる自然災害や将来への不安といった見えない恐怖が、ひっそりとではなく、確かな音を立てて忍び寄ってきているようです。
伊豆半島は富士箱根国立公園に属し、火山群によって形成された大小につらなる美しい山々と、資源豊かな紺碧の海、そして多種多様な動植物が息づく大変恵まれた自然を有し、この地に住まい、あるいは行き交うすべての人々をその懐奥深くへ誘い、養うことが可能となっています。
このような恵まれた土地で、当社が絶えず追い求め、絶えず模索し続けている土木のあるべき姿とは何か···
それは、自然に対する「敬愛と畏怖」、すなわち相反するかに見えるこの二つの絶対的な要素とどう向き合うかということに他なりません。
土木とは、自然を制するのでなく、「自然とどのように折り合いをつけていくか」。
当社は、いままでもこれからも、この普遍的なテーマに向かって土木のあるべき姿を追い求め、皆様ととともに歩み、成長していきたいと考えています。